4月22日放送の「界一受けたい授業」で腸内細菌(環境)のタイプと食物繊維の摂り方が紹介されました。
教えてくれたのは「京都府立医科大学」大学院教授の内藤裕二先生です。
腸内細菌(環境)のタイプ
1800人の腸内細菌をAIで調査したところ、日本人の腸内環境は5つに分かれていることが分かったそうです。
5つのタイプは腸内細菌の量によって分けられていおり、
バクテロイデス属
フィーカリバクテリウム属
ビフィドバクテリウム属
プレボテラ属
ルミノコッカス科
その他
これらの腸内細菌の量の比率でタイプを5つに分けています。
タイプAの特徴
タイプAの人の特徴は、
- タンパク質
- 脂質
が多い人です。
そして、タイプAの人は、
- 糖尿病
- 高血圧
などのリスクが高くなるそうです。
タイプBの特徴
タイプのBの人は「腸内環境のバランスが良い」とされる人のタイプ。
特徴は、揚げ物の摂取量が少なく、食物繊維が豊富な食事をしていることが特徴です。
タイプCの特徴
タイプCの人の特徴は炭水化物に偏った食事になっている人です。
たとえば、うどんやお米などの炭水化物の摂取量が多い人のタイプになります。
また、タイプCの人は、野菜とタンパク質の摂取量も少ないそうです。
さらに、炎症性腸疾患のリスクが高いとのことでした。
タイプDの特徴
タイプDの人の特徴は、アンバランスな食事です。
タンパク質や脂質が多めな食事になり、例えばハンバーガーなどの、俗にいうジャンクフードばかりを食べている人のタイプです。
タイプDの人は、肝疾患や炎症性腸疾患のリスクが高いそうです。
タイプEの特徴
健康タイプのEの人の特徴は和食中心で、バランスの良いタイプだそうです。
魚や、野菜、きのこ類など、食物繊維が豊富な食事を摂っている人を指しています。
食物繊維を取るコツ
では、腸内環境を整えるには、どのように食物繊維を摂ればいいのでしょうか。
先生のお話によると、腸内細菌は数多くの種類があり、腸内細菌はそれぞれ得意とする食物繊維が違うとのことです。
つまり、色々な食品から多くの種類の食物繊維を摂ることが良いということになります。
そこで、おすすめなのが、毎食食物繊維が豊富な食材を一品足すことを心がけると良いそうです。
例えば、以下のようなメニューが考えられます。
- パンを全粒粉やライ麦パンなどの雑穀の入ったパンを変える
- 麺類を選ぶ時は、白いものより色の濃いものを選ぶ
- 色の濃い食材は食物繊維が多い傾向なので色を意識する
- パスタも全粒粉のものにする
このように、ちょっとしたアイディアで、腸内の環境が整ってくるそうです。
確かに、偏った食事ばかりでは腸内環境は何も変わらないですね。
まとめ
界一受けたい授業で紹介された腸内細菌(環境)のタイプと食物繊維の摂り方は参考になりました。
腸内環境を整えるには、腸活ドリンクも有効と先生はアドバイスしてくれていました。
藤裕二先生による、こちらの腸年齢チェックリストも参考になります。
